大乗寺(安城城跡)
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愛知県安城市安城町赤怐@ 2012/01/28 訪問 |
東香山大乘寺は、山号を別に古くは椙樹林(しょうじゅりん)、のちには金獅峯(きん(こん)しほう)ともよんでまいりました。
ご開山は、福井県の曹洞宗大本山永平寺の第三代・徹通義介禅師(てつつうぎかいぜんじ(1219〜1309)です。
徹通義介禅師は師の道元禅師(1200〜1253)のおしえを伝えて、「貧」の学道をまもり、のち中国にわたり諸山を遍歴して、
「永平十刹図(えいへいじっさつづ)」(旧国宝・重文指定)を撰述し、帰国して永平寺の寺規、伽藍を一新して「永平中興(えいへいちゅうこう)」とよばれました。
大乘寺は、永平寺の四門首(永平寺の門葉の四代表寺院)の一つとなっています。徹通義介禅師は、のちに加賀の地へ移り、
守護職冨樫氏の帰依をうけて、野々市に大乘寺を開きました。正応二年(1289)のこととされます。
徹通義介禅師のお弟子に瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師(1268〜1325)がおられます。瑩山禅師は、大乘寺第二代となり、
やがて羽咋市の永光寺、ついで大本山總持寺を開き、日本で最多寺院を擁する曹洞宗の基盤をつくられ、
道元禅師を高祖とおよびするのにならんで太祖と仰がれています。
元和年間(1615-24)、福釜松平氏5代目・康盛が築いた屋敷跡です。 (大乗寺ホームより)
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山門の二階は釣鐘堂になっています。 |
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すっかり陽も落ちかけ、今日の安城市巡りもここで終り帰路につきます。 |
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